私たち戦争を知らない世代はアメリカのハイテク戦争をテレビを通じて見聞きし、それが戦争だと思い込もうとしている。血は流れず、悪者だけが死んでいく。そんな甘い思いを吹き飛ばすにはもっと近く、リアルに感じる必要がある。
それは簡単ではないが、こんな文章を読むと一気に目がさめる。
年の過ぎ行くままに:B29と焼夷弾そしてスコップとバケツ
西新、藤崎にドンブラコッコ ドンブラコと落ちてくる火の玉。そんな言葉が気持ちを揺さぶる。戦争はリアルなんだ。
山本巌ブックレットシリーズも福岡の歴史を身近に感じさせてくれる。ほんの数十年前の出来事とは到底思えない。福岡に住む人全てに見て欲しい。そしてもっと戦争を身近に感じて欲しい。
祖国幻影
菊と一銭五厘―庶民たちの戦争 8・15社説-1999〜1997
辺境から
福岡から見た昭和史
熊本・反乱の系譜
中国よ!
侃侃房だよりで少しだけ読めます。